まだまだ少ない女性のエンジニアですが、子育てしながら案件を請け負って収入を得ることができるので、女性こそプログラミングを学ぶ価値はあると思います。
プログラミングスクールでも、やはり男性の割合が多く、受講するのをためらう方も多いと思いますが、中には女性限定のプログラミングスクールも増えています。
また、オンライン完結型のスクールもあるので、外に出ることなく自分ペースで勉強することも可能なため、子育てや家事で忙しい女性でも受講しやすい環境が整っています。
以下では、女性限定のおすすめプログラミングスクールや受講料金、学習できる言語など比較しながらご紹介いたします。
女性限定のプログラミングスクールを比較
女性専用のプログラミングスクールはSHElikes(シーライクス)、Famm(ファム)、Ms.Engineer(ミズエンジニア)などがあります。
スクール | 受講スタイル | 料金 | 無料体験 |
---|---|---|---|
SHElikes | オンラインまたは教室 | 107,800円(ライトプラン 12ヶ月) ※別途入会金が必要 |
あり |
Famm | オンラインまたは教室 | 184,800円~ | – |
mine | オンラインまたは教室 | 237,600円 ※Python講座の料金 |
– |
Ms.Engineer | オンライン | 654,500円~ ※別途入会金が必要 |
– |
オンラインで完結するスクールも多いので、自宅にいながら受講できます。
子育て中や家事で忙しい女性でも、自分ペースで勉強することも可能です。
女性専用プログラミングスクールの特徴についてご紹介していきます。
SHElikes(シーライクス)
SHElikes(シーライクス)は女性限定のキャリアスクールで、WebデザインやUI/UXデザインが学べるコースや、プログラミングの基礎やコーディング、Illustrator、グラフィックデザインなどクリエイティブスキルを幅広く学習できます。
シーライクスは月1回のコーチングや質問対応、仕事を請け負うために必要なサポートなど、受講者はしっかりサポートを受けながらゴールへと目指します。
また、全レッスンが受け放題の「受け放題プラン」なら様々なコースから自由に組み合わせて学習できるのも魅力です。
東京都中央区銀座、名古屋市中村区、大阪市北区に教室(拠点)があるので、通って学習することもできますが、オンラインにも対応しているので自宅にいながら最後まで受講することも可能です。
シーライクスの料金は、月に5回までレッスンを受講できるライトプラン(12ヶ月)なら107,800円から受講可能です。そのほか入会金として162,800円(税込)が別途必要になります。
Famm(ファム)
Famm(ファム) スクールは、主婦・ママ専用のWebデザインスクールで、主にデザインの基礎やPhotoshopなどのツールの使い方、サイト構築に必要なHTML、CSS、JavaScript、jQueryなどのスキルが学べるスクールとなっています。
幼稚園や保育園での勤務経験や保育士資格を持っているシッターやお預かり経験のあるシッターによる無料のシッターサービスを提供しており、オンラインのLIVE授業中は自宅で子どもの面倒をみてもらえるので講義に集中することができます。
卒業後、6ヶ月まで質問を無制限で対応してもらえるほか、最大5件までの案件保証も付いています。
FammのWEBデザイナースクールの受講料金は184,800円(税込)から受講可能で、一括のほか分割払いにも対応しています。
mine(マイン)
mine(マイン)は女性専用のITスクールで、豊富なWebデザインコースやプログラミングコースを提供しています。
授業はライブ授業のほか、マンツーマン授業やオンデマンド授業が用意されており、東京都新宿区にある教室での学習だけでなくオンライン学習にも対応しています。
受講可能な期間は最大1年間と長く、質問対応はもちろん、キャリア相談などサポート体制も充実しています。
Webデザイナーコースやホームページ制作講座、Photoshop講座などのWebデザイン系のコースから、AIエンジニア育成コースやPython講座、PHP講座などのプログラミング系コースも用意されています。
料金は、Webデザイナー入門コースが209,000円(税込)、Python講座は237,600(税込)など受講するコースによって受講料金が異なります。料金の詳細についてはmineの公式サイトにてご確認ください。
Ms.Engineer(ミズエンジニア)
Ms.Engineer(ミズエンジニア)は女性のためのオンライン型プログラミングスクールで、フロントエンドからバックエンドまで幅広いスキル習得を目指します。
プログラミング初心者の人は、最大6ヶ月間のプログラミング基礎学習を行った後にエンジニアを目指すためのコーディングブートキャンプへと進む流れとなります。
学習はライブ授業形式で、チーム開発や企業研修なども含みます。
受講料金は超集中コースが654,500円(税込)。そのほか、入会金として55,000円(税込)が別途必要になります。
女性エンジニア・デザイナーのメリットとは?
女性エンジニア・デザイナーのメリットは様々。
例えば下記のような魅力があります。
- 子育てしながら仕事ができる
- 仕事の自由度が高い
- 副業としても最適
などなど。
やはり1番のメリットは家事や子育てしながらでも仕事しやすいことではないでしょうか?
案件や進捗状況にもよりますが、仕事する日や時間を自分都合で決めやすいので、子育てや家事で忙しい女性でも働きやすくなっています。
メリットその1.子育て・家事しながら仕事がしやすい
プログラミングやWebデザインの仕事はリモートワークにも適しているため、自宅で仕事ができます。
自宅で仕事ができるので、子育てや家事で忙しい人でも、空いている時間に働くことが可能。
リモートワークだと通勤時間がかからないため、時間を無駄なく使うことができます。
子供が保育園や幼稚園に行っている間でも効率的に仕事ができるので、女性エンジニア・デザイナーは女性にこそおすすめの職業だと思います。
メリットその2.仕事の時間、場所の自由度が高い
エンジニアやWebデザイナーなら打ち合わせや納品など全てオンラインで完結できるので、働く場所や時間を自由に決めることができるのもメリットです。
仕事の量や進め方次第では残業なども不要なので、自分のペースで働くことができます。
急な用事ができても他で調整すれば問題ないため、柔軟な働き方ができます。もちろん服装も自由なので、自分が1番リラックスできる服装で問題ありません。
通勤電車や他の人とのやり取りも少ないので、ストレスフリーに働き続けることができるのは魅力ですよね。
メリットその3.副業としても最適
ネット環境とパソコンがあれば、自宅にいながら稼げるエンジニアやWebデザイナーは副業としてもおすすめ。
副業が認められている企業であれば、仕事が休みの日に案件を請け負ったり、子どもが小さいママなら空いた時間だけで対応できそうな仕事を選んで働くことができます。
IT系はエンジニア不足が深刻なので、スキルさえあれば大小さまざまな仕事があるので、自分ができる範囲で稼ぐことができます。
女性向けプログラミングスクールの受講に必要な大まかな金額
プログラミングやWebデザインスキルを独学で習得するのは時間と根気が必要です。
わからないことがあっても自分一人で解決する必要があるため、途中で挫折してしまうケースがとても多いです。
そんな場合でも心強いのが女性向けのプログラミングスクールです。
最近ではオンライン完結でスキル習得が可能で、比較的料金がリーズナブルなスクールもあるので、短期間でエンジニアまたはWebデザイナーに必要なスキルを一気に習得するのも一つの方法です。
そこで女性限定プログラミングスクールの受講に必要な金額を大まかにご紹介します。
スクール | コース | 料金 |
---|---|---|
シーライクス | スタンダードプラン(6ヶ月) | 受講料:93,280円 入会金:162,800円 |
Famm | スクール(1ヶ月) | 受講料:184,800円~ |
mine | Python講座 | 受講料:237,600円 |
Ms.Engineer | 超集中コース | 受講料:654,500円 入会金:55,000円 |
サポート体制や受講スタイル、カリキュラムなどにより、受講料金は大きくことなるため比較するのは難しいですが、受講する場合は最低でも20万円ほどの金額は用意しておく必要がありそうです。
もちろん受講期間を短くすれば、その分料金も安くなるので、短期間に集中して一気にスキルを習得するのも一つの方法です。
また、シーライクスでは、月に5回までレッスンを受講できる「ライトプラン」も用意されており、1ヶ月のコースを選択すれば受講料は10,780円(税込)と安くなります。安く受講できる方法もいくつかあるので予算を考えながら検討してみましょう。
30代・40代未経験でも女性エンジニアになれる?
当然ながら女性エンジニア・Webデザイナーに年齢制限はありませんし、未経験からでもしっかり勉強すればエンジニアになることは可能です。
ただし、年齢が30代未経験で実績がない状態で就職するには、それなりに難易度が高くなる可能性もあります。
これが40代になれば、さらに難しくなることも予想できます。
とはいえ、エンジニアは実力主義的なところもありますので、ポートフォリオや実務経験があれば、問題なく就職・転職は可能だと思いますので、興味がある方はまずはできることからチャンレンジしてみることが大切です。
まずは女性Webデザイナーからのスタートがおすすめ
エンジニアになるためには様々なスキルが要求されるため、勉強する時間も当然長くなってしまいます。
なので、まずはWebデザイナーに絞ってスキルアップしていく方法がおすすめです。
Webデザイナーであれば、HTML、CSS、jQuery、Photoshopあたりを最低限マスターしておけば、フロント側のコーディングは可能です。
できればJavaScriptも習得しておきたいですが、難易度がかなり高くなるので、プログラミングが苦手な方はまずはjQueryを使いこなせるようになりましょう。
フレームワークとしてVue.jsやReact.jsが人気ですが、jQueryと比べると難易度は高くなるので、jQueryをマスターしてからステップアップしていくほうが無難かもしれません。
家事・育児が忙しい女性はフリーランスという選択肢も
30代・40代でプログラミング未経験の女性は、最初からフリーランスを目標とするのも一つの方法です。
いきなり実績がない状態で就職・転職するのはハードルが高くなってしまうこともありますが、何より家事や子育てで忙しい女性は時間を自由に使うことができるフリーランスとして、できる範囲で実績を積みながら働くのもおすすめです。
フリーランスは基本、一人でクライアントとのやり取りやコーディング、請求書の作成などなど、やることは多く大変ではありますが、その分やりがいもあります。
また、個人的にWebサイトを作り、集客して広告収入を得る方法もあります。
人の役立つサイトを作り、日々改善していくうちに実践的なスキルも身につくので、他の仕事と並行して進めていくのも一つの方法です。
子どもとの時間を大切にしつつ、女性エンジニアまたは女性Webデザイナーとして働きたい方はフリーランスという働き方も検討してみてはいかがでしょうか?
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