Liquid
Shopify(ショッピファイ)でECサイトの構築やカスタマイズ、アプリ開発で必要なテンプレート言語。
LiquidはShopify(ショッピファイ)で構築したECサイトにデータを表示させるためのテンプレート言語で、Shopifyの独自の言語となります。
ほかのプログラミング言語同様に変数を用いた処理や条件分岐やループなどの構文があり、ECサイトの情報や商品データなど動的に処理することができます。
Shopifyは無料テーマが用意されていますが、独自の機能を持たせたり、より利便性を高める場合など、規模が大きくなればなるほどLiquid言語を使用した開発が必要となりますが、Liquid言語を用いることでECストアにテーマを制作したりアプリ開発など自由にカスタマイズすることができます。
Shopifyを用いたECサイトの開発には、Webサイトの制作に必要不可欠なHTML・CSSのほか、JavascriptやShopifyの開発に必要なLiquidとSchemaなどのスキル習得は必要となります。
また、Webデザインの基礎知識や画像加工やバナー作成などPhotoshopのスキルもあると仕事の幅が広がります。
フリーランスでShopifyの開発メインなら、これらのスキルは必要になると思っておいたほうが良いでしょう。
Liquidを学習するメリット
Shopifyの構築・開発に必要なLiquidやSchema、Webサイトやアプリの制作にも必要なHTML・CSS、JSを習得できれば、以下のようなメリットが考えられます。
Shopifyが成長しているので、それだけ需要が増える
Shopify Japanによれば、2020年日本市場において、流通総額は2019年比で323%増と他国に比べて成長率は高いと発表されています。
急成長しているECプラットフォームなので、それだけShopifyの構築や移行、カスタマイズ、機能追加などエンジニアの需要は増えるはずです。
クラウドソーシングサービスの「ランサーズ」では、「Shopify」というキーワード検索で704件の仕事がヒットします。
これは商品登録や翻訳など様々な仕事が含まれているため多くヒットしますが、開発案件もかなり多く様々な仕事があります。
例えば下記のような仕事がありました。
内容 | 金額 |
---|---|
新規事業のLP作成業務 | 100,000 円 ~ 200,000 円 |
ランディングページのコーディング | 40,000 円 ~ 50,000 円 |
飲食店向けのお持ち帰り用プラットフォームの開発 | 50,000 円 ~ 60,000 円 |
陶磁器メーカーのホームページのリニューアル | 800,000 円 ~ 900,000 円 |
全ての商品画像を正方形表示にしたい | 10,000 円 ~ 20,000円 |
ソフトウェア開発会社のHP作成(Shopify上で)デザインもできる方 | 100,000 円 ~ 200,000円 |
清掃業ECサイトのデザインとHTML,CSSコーディング | 100,000 円 ~ 200,000円 |
FAQページのコーディング | 20,000 円 ~ 30,000円 |
健康食品ECサイトの修正等 | 60,000 円 ~ 70,000 円 |
クラウドソーシングなので報酬金額は安めの傾向にありますが、様々な仕事が登録されています。
継続的な依頼を希望するケースも多い印象だったので、複数の案件を抱えながら収入を得ることもできそうです。
仕事内容によっては軽めの案件もあるので、スキルに合わせて実績を積みながらステップアップしていくのも良いでしょう。
自分でECサイトの構築・運営ができる
自分でネットショップを構築・運営したい人も学習する価値はあります。
ECサイトの新規立ち上げはもちろん、メンテンナスや改修、大がかりなリニューアルなどすべてエンジニアに依頼すると、かなりのコストがかかる場合もありますが、ある程度自分で構築・改修できるスキルがあれば費用をかなり抑えることにも繋がります。
プログラミング未経験だと習得までかなり時間がかかる場合もありますが、全て自分で立ち上げから運営までしたいという方は、全て自分で作り上げるというのも一つの方法です。
長期的に考えた場合、何か変更・改修があるたびにエンジニアに依頼するよりも安く運営できる可能性が高いはずです。
PHPなどの言語を勉強するよりも学習コストが低め
Shopifyを利用したECサイトの構築は、PHPなどの言語を習得するよりも学習コストが低めなのも魅力です。
HTML、CSS、Javascript、Liquid、Schemaなど覚える言語・技術はありますが、HTML・CSS、Javascriptの基礎はドットインストールやプロゲートなどサブスク型の学習サービスで気軽に勉強することもできます。
HTMLやCSSのスキルとJSの基礎ができれば、その分学習期間を短縮できるため効率良くShopifyエンジニアを目指せるかもしれません。
また、以下でご紹介するプログラミングスクールでもShopifyのECサイト構築・カスタマイズに必要なスキルが学べるので、検討してみるのも一つです。
例えば、Shopifyに特化したオンラインスクールの「テックギーク」では、Shopifyの実践的な構築が学べる応用・実践編が月額39,600円(税込)から受講可能となっています。
もちろん、独学で勉強する方法もあるので、あまりお金をかけずに習得を目指す方は書籍を購入するなどして学習しましょう。
LiquidなどShopifyのECサイト構築・開発に必要なスキルが学べるプログラミングスクール
ここからはShopifyでのECサイトの開発に必要なLiquid言語やSchema、HTML、CSSなどが学習できるプログラミングスクールをご紹介します。
受講料金やカリキュラムはもちろん、学習サポートや転職サポートなどのサポート面も比較しながら、自分に合ったプログラミングスクールを見つけましょう。
Liquidは下記のプログラミングスクールで学習することができます。
- テックギーク
- デイトラ
各スクールの特徴やコース、料金について詳しく見ていきます。
テックギークはShopify専門のオンラインスクール
テックギークはShopifyエンジニアを目指すために必要なスキルを学習できるオンライン型のプログラミングスクールで、Shopify構築やアプリ開発を行う会社が運営しています。
テックギークはShopifyエンジニアに必要なHTML/CSSやJavaScriptの基礎、Node.js、React.jsなどのスキル習得を目指します。
学習やチャットでの質問対応、Zoomによるサポートなど全てオンライン対応なので、全国どこからでも受講可能。
料金プランは、未経験やエンジニア歴が短い人向けの「年間プラン」と、現役エンジニア向けの「短期プラン」を用意。
年間プランなら月々38,500円(税込)、短期プランは月々77,000円(税込)から受講できます。
また、受講料のほか、入学金として165,000円(税込)が必要となります。
テックギークは無料カウンセリングを実施しているので、お申し込みの意思がある方はもちろん、検討中のか方でも、不安なことや疑問点があれば事前に相談することができます。
デイトラは2つのShopifyコースあり
デイトラはWebサイトやWebアプリの開発、Pythonなどが学べるオンライン完結型のスクール。
プログラミング以外にも、動画制作やWebマーケティング、ドローンコースなど多彩なコースを提供しています。
講座動画教材が中心で、わからないことがあればチャットで質問することも可能。
デイトラでは「Shopifyコース」と「Shopify アドバンスコース」の2コースを用意。
「Shopifyコース」はノーコードでストアを構築できる技術がメイン。Shopify Advanceはコード編集を行うなど、より高度な技術が学べるコースで、HTML、CSS、Javascriptの編集やPHPなどのプログラミング言語を勉強した経験がある方向けのコースとなります。
料金は初心者向けのShopifyコースと上級者向けのShopify アドバンスコースはそれぞれ79,800円(税込)で受講可能。
無期限のカリキュラム閲覧権や実務経験者による1年間の学習サポートが付きます。