Webアプリの開発はもちろん、AI(機械学習)の分野などで需要が年々高まっているPythonエンジニア。
エンジニア不足が危惧されているため、今からPythonを習得してプロのエンジニアを目指すのも良いと思います。
IT・Web転職に特化した転職エージェント「レバテックキャリア」によると、Pythonエンジニアの年収帯は400~850万円とのこと。
これはJavaやPHPなど他言語のエンジニアの平均年収と比べても高い結果となっています。
「これから何かしらのプログラミング言語を習得してエンジニアを目指したい」という方はある意味チャンスと言えます。
とは言え、全くのプログラミング未経験でPythonを覚えるのは、なかなか大変なものです。
もちろん独学でマスターする人もいますが、とても学習時間がかかるうえ、解決できないエラーなどで途中で挫折してしまうことも。
過去にプログラミングの勉強を挫折してしまった経験がある人は特にPythonを学習できるプログラミングスクールを検討してみても良いかもしれません。
スクールによって内容は異なりますが、現役エンジニアがサポートしてくれたり、学習だけでなく就職・転職までしっかりサポートしてくれたりと内容は充実しています。
また、今はオンラインで学習できるプログラミングスクールもあるので、住んでいる地域にプログラミングスクールがなくて、通いたくても通えないという人にもおすすめです。
Pythonをスクールで学習するなら料金が安いプログラミングスクールを検討しよう
今はたくさんのプログラミングスクールが存在する時代ですので、お金さえ払えば勉強できる環境が整っています。近くに教室がなくても、オンライン教材やzoomで教室に通わなくてもオンラインで受講することもできます。
ただ、スクールによっては受講料金が非常に高額になってしまうこともあるので、プログラミングスクール選びはとても重要です。
なので「少しでも安い料金でPythonを勉強したい」という方は、まずは料金が安い料金でPythonが学習できるプログラミングスクールを検討してみてはいかがでしょうか?
もちろん、「料金が安ければ良い」というわけではありません。高額なスクールで実践であまり役にたたないスキルを身につけるよりも、できるだけ安い料金で効率良く、自分に合ったスクールを選ぶことが大切なので、価格が安いスクールを優先的に検討してみましょう。
プログラミングスクールでPythonのコースを受講すると料金はいくらかかる?
Pythonをプログラミングスクールで安く受講したい方は、まずオンライン完結型のスクールを検討しましょう。
オンライン型のスクールにはメリット・デメリットがそれぞれありますが、何より受講料金は安い傾向にあります。
例えば、オンライン型のスクール「テックアカデミー」のPythonコース(8週間プラン)は240,900円(税込)。
4週間プランなら185,900円(税込)から受講できるので、できるだけ安く受講したい方は検討するのも良いでしょう。
教育訓練給付金で実質的に格安で学べるスクールも
厚生労働省の教育訓練給付制度と経済産業省のリスキングを通じたキャリアアップ支援事業に認定されている事業者(プログラミングスクール)とその対象講座を受講し、一定の要件を満たした受講者は、支払った教育訓練経費の最大70%が還付される制度があります。
例えば、Aidemy Premiumの一部講座は、執筆時点では給付金の認定講座となっており、適用された場合は受講料のうち最大70%が支援されます。
もちろん、給付には一定の条件があるので誰でも必ず対象になるわけではありませんが、しっかり条件を満たせば、通常よりも実質的にかなり安くスキルを身に付けて就職することも可能となります。
その他、キカガクの長期コースもリスキングを通じたキャリアアップ支援事業の対象講座に認定されています。
※執筆時点での情報となります。最新の情報は各プログラミングスクールの公式サイトなどでご確認ください。
プログラミング未経験からPythonってどうなの?
Pythonは優秀なライブラリが大量にあるので数行で高機能なプログラムを作ることができます。
初心者の方でも、自分に必要なプログラムがすぐに開発できれば、学習のモチベーションを維持できますし、数ヶ月勉強しただけでも開発の最前線で働くこともできるでしょう。
また、Pythonはインデントによる字下げで範囲を判定していので、基本的に誰が書いてもわかりやすくなります。
字下げによるコーディングルールを強制することで、可読性を高め、チームでの開発をスムーズに行えます。
プログラミング初心者がPythonを覚えるメリットは色々とあるので、プログラミング未経験者が最初に始めるプログラミング言語としても悪くないと思います。
Pythonを使えば、ウェブスクレイピングやデータ解析や機械学習、IoT家電の開発など様々な場面で使えるのも魅力です。
関連情報:Python(パイソン)の特徴と勉強方法を解説!プログラミング初心者が学ぶべき理由とは?
無理してプログラミングスクールに通う必要はないことも
ここまで何度かプログラミングスクールについて触れていますが、必ずしもプログラミングスクールに通いながらPythonを学習する必要はありません。
人によっては独学で十分スキルを習得できるケースもありますので、学習時間を確保できる方や過去にプログラミングの勉強をした経験がある方、何事にも粘り強く取り組める方は、まずは独学で勉強するのも良いでしょう。
また、PyQやドットインストール、プロゲート、ユーデミーなどオンライン学習サービスや教材などを活用すれば、費用を抑えながら学習することもできます。
自分に合った勉強方法でPythonの習得を目指しましょう。
一度挫折してしまった経験がある人や短期間で習得したい方、学習時間の確保が難しい方、プログラミングに対して苦手意識がある方は、講師がサポートしてくれて、効率良く学習できるプログラミングスクールを検討してみましょう。
安い受講料金でPythonを学習できるプログラミングスクール
安い料金でPythonを学習できるプログラミングスクールは以下になります。
- 忍者コード
- Tech Mentor
- TechAcademy
- キカガク
- Aidemy
各プログラミングスクールの特徴とPythonの学習に必要な料金についてご紹介していきます。
忍者コード
忍者コードは、未経験からプロのWebデザイナー、エンジニアを目指すオンライン型のプログラミングスクール。
学習コースが豊富なので様々なスキルが学べるほか、低価格ながら現役エンジニアやデザイナーのメンターによる学習サポートも魅力です。
プランは「独学プラン」「副業・案件獲得保証プラン」「転職支援プラン」を用意。さらに自分が学びたい言語・スキルからコースが選択できるので、自分の目標に合わせて最適なコースが選びやすくなっています。
忍者コードの独学プランなら、Pythonコースが10万円を切る98,000円で受講することが可能。
買い切り型のサービスなので受講料以外の費用が追加で発生することはありません。
また、受講料金は金利なしで最大10回払いもOK。
10回払いを選択した場合は月々のお支払いは9,800円と負担を軽くして受講できます。
独学プランは、マンツーマンのオンライン授業はありませんが、1対1のチャットサポートは無制限サポートとなります。
忍者コードは無料体験レッスンも受け付けているので、気になる人はまず試してみるのがおすすめ。
Tech Mentor(テックメンター)
Tech Mentor(テックメンター)は、プログラミング未経験からプロのエンジニアに必要なスキル習得を目指すオンライン型プログラミングスクール。
学習をサポートしてくれるメンターは、現役エンジニアまたはフリーランスのみなので、開発現場の目線でより実践的に学習をサポートしてくれます。
また、テックメンターは一人ひとりに合わせたオーダーメイドでカリキュラムを作成してくれるので、効率的かつ挫折しにくい環境で学習できるのが魅力です。
テックメンターでは、未経験からAI・Pythonエンジニアを目指す「AIアプリ開発コース」が用意されています。
このコースでは、HTML/CSSやJavaScriptなどのフロントエンドスキルのほか、PythonやDjangoなどを用いたサーバーサイドのスキルも学習可能(一部の言語・スキルは選択制)。
OpenAIのAPIを使ったアプリやオリジナルアプリ開発を目指す実践的な内容となっています。
専属メンターによる定期メンタリングやチャット質問対応のほか、各種書類の添削や面接対策、IT企業の紹介などの就職サポートも付きます。
AIアプリ開発コースはサブスク型の月額コース料金となっており、最安での受講料金は月額32,780円(税込)。
テックメンターは、資料請求やオンラインの個別説明会も開催しているので、何かわからないことがあれば気軽に相談してみましょう。
※ 別途入会金・メンタリング代金がかかります。
TechAcademy(テックアカデミー)
テックアカデミーはオンライン完結型のプログラミングスクールで、Pythonはもちろん、PHP、Java、Swift、Rubyなど多彩な言語が学べるコースを提供しています。
講師は現役のエンジニアで、在籍するエンジニアは約1,000名と豊富。通過率10%の選考に合格したエンジニアがチャットでの質問や週2回マンツーマンでのメンタリングなどでサポートしてくれます。
テックアカデミーでは、「Pythonコース」「AIコース」「データサイエンスコース」が提供されており、目的や身につけたいスキル・知識に合わせてコースを選ぶことができます。
また、セット割で受講料金がお得になる「Python+AIセット」や「Python+データサイエンスセット」などセットで選ぶことも可能。
テックアカデミーのもう一つの魅力が料金の安さ。
例えば「Pythonコース」の8週間(2ヶ月)プランは、チャットサポートや15回のメンタリングが付いて240,900円(税込)で受講可能。また、学生であれば207,900円(税込)で受講できます。
入会金は不要なので受講料だけで学習できます。
「しっかりサポートを受けながら安くPythonを勉強したい」という方は検討してみる価値はあると思います。
キカガク
キカガクは、Pythonの基礎やデータサイエンスの基礎、ディープラーニングの理論と実装などが学べる、動画学習プラットフォームですが、機械学習とディープラーニングの基礎、WEBアプリケーションへの組み込みまで学べる6ヶ月間のコースではAIエンジニアになるためのスキル・知識をプロの講師がサポートしてくれます。
学習面のサポートだけでなく、転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社との業務提携により、AI エンジニア・データサイエンティストに特化した転職サポートも行っています。
受講方法はオンラインですが、定期的な個別メンタリングやエラーなどわからない部分があっても質問し放題でサポートしてもらえるなどサポート内容は充実。
6ヶ月間の長期コースの料金は通常、792,000円(税込)と高額ですが、専門実践教育訓練給付金などを活用すると、最安で実質237,600円(税込)ほどで受講することができます。
もちろん、給付には一定の条件があるので、その点は考慮する必要があります。
Aidemy(アイデミー)
Aidemy(アイデミー)は、オンラインの教材でAI(人工知能)の学習とブラウザ上でプログラミングを行うことができる「Aidemy(アイデミー)」というオンライン学習サービスのほかに、Pythonに特化したプログラミングスクール「Aidemy Premium(アイデミープレミアム)」を提供しています。
Aidemy Premiumは、未経験からAIを使いこなせる人材を育成するPythonに特化したプログラミングスクールで、自然言語処理やデータ解析・予測分析などの技術を学習します。
マンツーマン学習サポートや学習進捗サポート、チャットで質問し放題などサポートも充実しています。
一部の対象講座は、厚生労働省の教育訓練給付制度と経済産業省のリスキングを通じたキャリアアップ支援事業の対象となるため、受講料のうち最大70%が国から支援される制度も利用可能。
AI アプリ開発講座や自然言語処理講座の受講料金は528,000円からですが、給付金利用した場合、実質158,400円からと安い料金で受講することも可能。
※教育訓練給付制度やスキングを通じたキャリアアップ支援事業については、Aidemyの公式サイトにてご確認ください。
Pythonを安く学習できるプログラミングスクールの料金比較表
忍者コード | テックメンター | テックアカデミー | キカガク | アイデミープレミアム | |
---|---|---|---|---|---|
コース | 独学プラン Pythonコース |
AIアプリ開発コース | Pythonコース 8週間プラン | 長期コース | AI アプリ開発講座 3ヶ月プラン |
受講 期間 |
2~3ヶ月 (目安) |
3ヶ月 (最短) |
2ヶ月 | 6ヶ月 | 3ヶ月 |
給付金 認定講座※1 |
× | × | × | ○ | ○ |
受講料金 | 98,000円 | 月額32,780円~ ※別途入会金・メンタリング代金が必要 |
240,900円 | 792,000円 (給付金適用で実質237,600円) |
528,000円~ (給付金適用で実質158,400円~) |
1ヶ月あたりの 受講料 ※2 |
49,000円 (2ヶ月間受講した場合) |
32,780円~ ※別途入会金・メンタリング代金が必要 |
120,450円 | 132,000円 (給付金適用で実質39,600円) |
176,000円 (給付金適用で実質52,800円) |
ホームページ |
※1 リスキングを通じたキャリアアップ支援事業の認定講座
※2 当サイトで独自に調査した結果で、おおよその価格です。参考程度にご覧ください。
コメント