PHP
主にWebアプリの開発に必要なサーバーサイドスクリプト。バックエンドエンジニアを目指す人は必要なスキル。
PHP(ピー・エイチ・ピー)とは?
PHP(ピー・エイチ・ピー)は主にWebアプリケーションの開発に必要な言語の一つで、動的にページを作成することができるサーバーサイドスクリプト。
PHPからデータベースを利用することで大規模なWebサービスを構築することも可能で、様々なWebサイトやアプリケーションで広く使われているプログラミング言語となります。
当サイトでも使用しているオープンソースのブログシステム「WordPress(ワードプレス)」もこのPHPで開発されています。
PHPは1995年頃に個人的用途が前提の「Personal Home Page Tools(パーソナルホームページツール)」として作られたのが最初ですが、そこから急速にオープンソースとして開発が進められて広く使われるようになりました。
2015年にはPHP7がリリースされるなどPHP処理エンジンもバーションアップしています。
PHPでできること
身近なところでは、企業やお店のホームページにお問い合わせた予約機能を追加することができます。
そのほか、会員登録・ログイン機能を作ることも可能です。
なのでPHPをマスターすれば、店舗やコーポレートサイト用のWebサイトからTwitterのようなSNSサービスまで作ることができます。
フリーランスやサービスを立ち上げて起業したりと目標に合わせて色々なことを実現することもできるので、場所や労働時間に縛られずに生活していきたいという方にも良いと思いますよ。
こういう人はPHPを学ぼう!
バックエンドエンジニアとして就職したい人
最近ではRubyなどの言語も人気ですが、PHPは現在でも広く使われているプログラミング言語なのでバックエンドエンジニアとして就職したい人にもおすすめ。
「CakePHP」「Laravel」などのフレームワークもあるので合わせて覚えておくと良いでしょう。
出典元:プログラミング言語別 平均年収 求人検索エンジン「スタンバイ」
求人検索エンジン「スタンバイ」の「プログラミング言語別 平均年収ランキング2017」によると、PHPが含まれる求人情報の給与金額の平均が522万円とのこと。
プログラミング言語別では10位となりますが、それでもそれなりに高い年収が見込めます。
WordPressをカスタムしたい人
先程もご紹介しましたがCMSでも高いシェアを誇る「WordPress(ワードプレス)」もPHPで開発されています。
WordPressのテンプレート作成や機能追加など本格的にカスタマイズしたい方はPHPを覚えると良いでしょう。
豊富なプラグインが魅力のWordPressですが、「セキュリティ的にあまり入れたくない」という方は自分でプラグインを作成するのも良いと思います。
企業などでもWordPressを利用しているケースも多いのでテンプレートの販売やカスタマイズ、機能追加などを受注すればフリーランスとしても活動できるかもしれませんね。
Web系エンジニアとしてフリーランスで活動したい人
PHPを習得すればフリーのエンジニアとしても活動することが可能となります。
実績がない場合はランサーズやクラウドワークスなどで実績を積む方法もありますし、自分で便利なWebサイトやWebアプリを立ち上げて収入を得る方法もあります。
今後はフリーランスとして活動する方もどんどん増えてくると予想されるので、働き方を変えたい方にもPHPというプログラミング言語は良いと思います。
PHPでバックエンドエンジニアになるためには?
Webアプリケーションに特化したプログラミング言語であるため、Webページの制作に必要なHTMLやCSSなどの知識も必要とされるので、まずはこのHTML/CSSの基礎から勉強していくと良いでしょう。
特にフリーランスとしてWebサイトやWebアプリの開発を行うことを目的としている方は、このHTML/CSSやJavaScriptなどの技術もマスターしておくと開発もスムーズに進みます。
そのほか、SQLなどデータベースを利用するための言語も学習する必要があります。
HTML、CSSまでは独学でも習得しやすいですが、PHPのようなサーバーサイドスクリプトは開発するための環境作りが必要になるため、プログラミング未経験者では難易度がかなり高くなってしまいます。
もし、できる限りお金をかけたくないのであれば、無料会員でも初級コースなら無料で勉強できるオンラインの学習サービス「Progate(プロゲート)」を利用して学習する方法がおすすめ。
プロゲートはWebブラウザ上でPHPを書いて、そのまま実行することができるので開発環境の構築は不要で簡単に勉強することができます。
開発環境が構築できるならドットインストールという動画学習サービスも利用してみましょう。
上記サービス以外にも「paiza(パイザ)ラーニング」「Schoo(スクー)」「Udemy(ユーデミー)」など一部講座は無料で受講できるサービスや有料で受講する学習サービスもあります。
独学での学習が難しいと感じる方や一度挑戦して挫折してしまった方は、全国どこからでも受講が可能なオンラインのプログラミングスクールがおすすめです。
PHPが学べるオンラインのプログラミングスクール
もちろん受講料は必要ですが、本気でPHPエンジニアとして就職したい方やフリーランスとして活動したい方は本格的にプログラミングスクールで学んだほうが良いと思います。
その理由はセキュリティ面もしっかり配慮された開発を行わなければならないため。
独学でPHPを使って表向きはコーディングができたとしても、セキュリティ面に配慮したコーディングができていないと個人情報の漏えいに繋がることがあるのでしっかり学んだほうが無難です。
オンラインのプログラミングスクールと言っても、スクールによっては教室が用意されている場合もあるので通いながらPHPを勉強することもできます。
専門学校とは違い、オンラインのプログラミングスクールなら仕事をしながら空いた時間にPHPの勉強ができるため、今後IT業界へ転職したい人にも向いています。
時間に余裕がある方や近くに教室がある場合は、オフラインで直接指導が受けられるプログラミングスクールもおすすめです。
以下ではPHPの学習コースがあるオンラインのプログラミングスクールをまとめています。
スクール | コース・プラン | 料金 |
---|---|---|
忍者CODE | Web制作コース 独学プラン | 98,000円 |
TechAcademy | PHP/Laravelコース | 218,900円~ |
COACHTECH | 3ヶ月プラン | 429,000円 |
DMM WEBCAMP | PHP/Laravelコース | 169,800円~ |
Tech Mentor | Webエンジニア就職コース(PHP) | 488,000円 |
CodeCamp | プログラミングコース | 198,000円~ |
TECH I.S. | 短期スキルコース | 343,200円 |
デイトラ | Web制作コース | 129,800円 |